小説むすび | カルカッタ大真珠(パラゴン)ホテル

カルカッタ大真珠(パラゴン)ホテル

カルカッタ大真珠(パラゴン)ホテル

著者

谷恒生

出版社

徳間書店

発売日

1990年7月1日 発売

埃っぽくて薄暗い、カルカッタの大真珠ホテル。この最下級の木賃宿には、インドを陸路で渡る旅人が集まる。作家の加田、噂好きの小田黒教授、若冠二十歳の幸丸くん、肝炎に臥せるプロちゃん、傲岸不遜の狂犬病氏、精霊と話すエスメラルダ…。一握りの金持の裏側の貧困。不可触民がたむろし、様々な病のはびこる混沌の国に、日本とは異なる時の流れや活力を見出した人々の生き様を鮮やかに描く傑作長篇。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP