四十八人目の男(上)
時は元禄。播州赤穂の領主・浅野内匠頭は城中での刃傷で切腹。遺臣たちは仇吉良上野介を討つことを誓うが、城代家老大石内蔵助には理不尽な裁きを下した公儀に対する恐りはあっても、上野介への復讐の念はなかった。内蔵助の弱腰に不満を募らせる同志たち。血気盛んな若者・小山田庄左衛門もそのひとり。だが、仇討にそなえて江戸に向かった庄左衛門、道中で病に倒れてしまった。長篇歴史小説。
時は元禄。播州赤穂の領主・浅野内匠頭は城中での刃傷で切腹。遺臣たちは仇吉良上野介を討つことを誓うが、城代家老大石内蔵助には理不尽な裁きを下した公儀に対する恐りはあっても、上野介への復讐の念はなかった。内蔵助の弱腰に不満を募らせる同志たち。血気盛んな若者・小山田庄左衛門もそのひとり。だが、仇討にそなえて江戸に向かった庄左衛門、道中で病に倒れてしまった。長篇歴史小説。