鞍馬天狗夕立の武士
勤皇・佐幕が死闘をくりひろげる幕末の京都。立ち往生していた荷車を押しやったばかりに、町人ふたりが斬殺された。荷車には千両箱が…。下手人は二条城御金蔵番の手代木六太夫だという。ところが、その六太夫が、二条城の焼印の入った千両箱とともに、効外の古井戸から死体となって引きあげられた。なにやら、いわくつきの金らしいが。隠謀の臭いをかいだ鞍馬天狗と杉作少年が謎を追う。痛快時代長篇。
勤皇・佐幕が死闘をくりひろげる幕末の京都。立ち往生していた荷車を押しやったばかりに、町人ふたりが斬殺された。荷車には千両箱が…。下手人は二条城御金蔵番の手代木六太夫だという。ところが、その六太夫が、二条城の焼印の入った千両箱とともに、効外の古井戸から死体となって引きあげられた。なにやら、いわくつきの金らしいが。隠謀の臭いをかいだ鞍馬天狗と杉作少年が謎を追う。痛快時代長篇。