小説むすび | 五木の子守唄殺人事件

五木の子守唄殺人事件

五木の子守唄殺人事件

出版社

徳間書店

発売日

1997年4月30日 発売

山瀬燎と翔太はハネムーンでモルディブに旅行し、田園都市線沿いの新居に帰った。その翌日、高さが七十センチほどの木枠で組まれた荷物が届いた。梱包を解いた燎は悲鳴をあげた。中からは石の地蔵が出てきたのだ。差出人の住所は熊本県人吉市で名は犬童悠。燎も翔太も全く心あたりがなかった。公認会計士である燎の父に尋ねたところ、怯えたような目になった。数日後、燎の父が「事故死」した報せが入った。場所は、九州の五木村だった…。「事故死」はすぐに「殺人事件」と断定され、宮之原警部の活躍がはじまる-。

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