なぜ、侍は、首だけになってしまったのか?なぜ、少年は、ひとりぼっちになってしまったのか?なぜ、二人には記憶が無いのか?ともに諸国を巡るうち、明らかになる哀しい事実。直木賞作家が描く愛おしくも切ない恐ろしくも哀しい人の心。