小説むすび | 眩惑

眩惑

眩惑

出版社

徳間書店

発売日

2000年5月15日 発売

落人となった一行。山中の逃避行で生き残った足軽・三郎太と主君の娘・小夜姫。熱夏の下、激しく求め合う二人。しかし、姫は捕らわれ、高木勝政の側室に。三郎太は工藤泰兼と名乗り、二十五年を経て戦国の覇者となり、高木を攻め落とした。小夜姫を求める泰兼に対し、彼女は「わらわが欲しくば盲いて見せよ」と冷然と言い放った…(表題作)。他二篇所収の、麗質の時代作家・諸田玲子傑作集。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP