小説むすび | そのときまでの守護神

そのときまでの守護神

そのときまでの守護神

著者

日野草

出版社

徳間書店

発売日

2017年2月3日 発売

上野の美術館の前庭にある彫刻≪地獄の門≫の前で、水曜日十一時に頼みたい仕事の内容を話すと“泥棒の守護神”が現れるという奇妙な噂が。半信半疑で訪れた、造形作家TOKIWAのマネージャー篠原健。彼女が亡くなり噂を信じたくなったのだ。「盗んで欲しいのは、あのひとの遺体と一緒に棺におさめられるも」だが何も起こらない。守護神などいない、そう思ったとき何かが手元へ落ちてきてーー。あなたにとって不要なモノが、誰かの大切なモノかも。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP