短篇ベストコレクション
歌は世につれ世は歌につれとはよく言われるが、
それは小説も同じこと。
とりわけエンターテインメント小説は
世相を強く反映するもの。
はたして平成最後の短篇ベストコレクションである
本書からはなにが見えてくるだろう。
小説への新しい兆しだろうか?
それとも終末の予感?
大ベテランから気鋭までの
作品群の世界に浸りながら、
平成のエンターテインメント文学は
世を映す鏡だったろうかと黙考するのも一興。
読後感たっぷりのアンソロジー。
【収録作家】
青崎有吾 朝井リョウ 朝倉かすみ 朝倉宏景 小川哲 呉勝浩 小池真理子 小島環 佐藤究 嶋津輝 清水杜氏彦 高橋文樹 長岡弘樹 帚木蓬生 平山夢明 藤田宜永 皆川博子 米澤穂信
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2013年に発表された中から、当代の読み手が選んだ名作14篇!新鋭からベテランまで、“いま”を代表する実力派作家が揃いました。ミステリー、ファンタジー、恋愛など、テーマや時代背景はさまざまですが、共通してどの物語からも“読む”ということの楽しさを再発見できるはず。短篇という限られた枚数だからこそ描くことのできた味わい深い物語の数々。 2014/06/06 発売
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2014年に全文芸誌に発表された短篇の中からベスト11を選出しました。そのどれもが傑作、今読むべき“旬”の物語です。目利きの編纂委員を唸らせた作品群は、きっと、あなたを感動の森に誘います。愛と憎しみ、歓びと哀しみ、ときには笑いなど、研ぎ澄まされた文章に人生の機微をギュッと詰め込んだ名短篇の数々。新鋭の煌き、熟練の妙手にて、どうぞご堪能ください。 2015/06/05 発売