小説むすび | 審判

審判

審判

出版社

徳間書店

発売日

2019年6月11日 発売

冤罪はこうして作られる!
予想外の展開、衝撃の真相。
本格推理の名手による傑作長篇。

あなたは神に代わって
「人を裁く事」の恐ろしさを知っていますかーー?

周到な仕掛けと伏線で読者に挑んだ
著者会心の本格推理。
日本推理作家協会賞候補作。

女児誘拐殺人の罪に問われ懲役十五年の刑を受けた
柏木喬は、刑を終え出所後《私は殺していない!》と
いう自らのホームページを立ち上げ、意図的に冤罪を
被ったと主張。殺された古畑麗の母親、古畑聖子に
向けて意味深長な呼びかけを掲載する。
さらに自白に追い込んだ元刑事・村上の周辺にも
頻繁に姿を現す柏木。

柏木の意図は?
彼は本当に無実なのか?

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弁護士のジェフリイ・メイスンは、法律事務所に勤務しつつ、休日はレースに出場するアマチュア騎手。ある日、トップ・ジョッキーのバーロウが干草用のピッチフォークで串刺しにされるというショッキングな殺人事件が起き、ライバル騎手のミッチェルが逮捕された。あくまでも濡れ衣を主張するミッチェルだったが、被害者と犬猿の仲であったことは周知の事実で、凶器が本人のものであったこと、被害者の携帯電話に彼の名前で脅迫メールが送られていたことなど不利な状況証拠も揃っていた。騎手仲間であるメイスンは弁護を依頼されるが、その直後から「弁護を引き受けてわざと負けろ」という奇妙な脅迫の電話やメールが届き始める。恐怖と職業倫理の間で揺れ動くメイスン。時同じくして、彼は事務所の前で待ち伏せしていた男にバットで手ひどく殴りつけられる。暴漢はかつての依頼人トレントという男で、有罪になったことを逆恨みしての凶行だった。トレントの報復とバーロウの殺人事件には何らかの関連が?真実を白日の下に晒すため、そして自身の誇りを取り戻すため、満身創痍のメイスンは法廷に立つ。競馬シリーズの興奮にリーガル・サスペンスの醍醐味を盛り込んだ巨匠フランシスの意欲作。 2008/12/25 発売

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