小説むすび | 答えは風のなか

答えは風のなか

答えは風のなか

この気持ちは、なんだろう?

はじめて感じる胸のモヤモヤ。
過ぎ去ってしまったあの頃のこと。
いま、心のなかにある感情は
これからどこに行くのだろう。

家族、友だち、社会。
胸がぎゅっと苦しくなったとき。
頭でも、心でも、わからなくても、きみといっしょに考える。
この世界を、ずんずん歩いていくために。

『きみの町で』に続く10の物語。

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僕はいつも、自分の書くお話には
「答え」なんてないんだと思っています。
読んだあとには、むしろ「問い」が残ってほしい。
答えは風のなか。風を見つめて探すには……
つまり、顔を上げてほしかったのです。
うつむいてばかりの世の中だからこそ。
なにも言わなかったのに、ミロコマチコさんの絵、
そうなってるんだよ。すごいよね。

重松 清

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もくじ

いいヤツ 
おばあちゃんのメモ 
ふるさとツアー 
ぼくらのマスクの夏 
しあわせ 
いちばんきれいな空 
ケンタの背中 
おねえさんが教えてくれた 
タケオの遠回り 
あきらめ、禁止。

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