キュートで暴力的な恋の世紀末。待望の連作集。
もしかしたらぼくは心のどこかでこういう悲劇的な出来事を望んでいたのかもしれないー。絶大な〈力〉に対する少年の畏怖と屈辱を描いた『16の夏』のほか、それぞれの性のかたちを斬新な感性で切りとった3編を収める。 1994/02/04 発売