亡き父と母に、そして永遠なる川にかぎりない感謝をこめて、いままたあつよしは歩み始める。大河シリーズ完結篇。
大自然に生を学ぶ少年と、その家族の貧しくも輝やかしいひと夏。人間のきずなを問いかえす感動名篇。文学の始源を甦らせる本格派新人誕生。62年度文芸賞受賞作。 1988/01/01 発売
大自然を背景に人間のきずなを問いみずみずしい感動を呼ぶ文芸賞・坪田譲治文学賞受賞作『四万十川あつよしの夏』待望の続篇。 1989/06/01 発売
春とともに少年たちにおとずれる淡くにがい恋と性のめざめ。より深く、力強く、自然と人間の絆にせまる感動の書き下ろし。 1991/01/01 発売
街へ出るか、田舎にのこるか。高校卒業をひかえたあつよしにませる大いなる河へのわかれのとき。映画・テレビ化された感動のシリーズ第4部。 1993/06/25 発売
あの川に育てられたからこう生きるしかなかった。都会の傷をいやすために四万十川へ帰郷した青年あつよしの新たな苦しみ。 1995/02/20 発売
労働者として闘うあつよしがよりどころとしてきた組合は、もう労働者の味方ではなかった。あつよしは、あらためて故郷の大いなる川に向かう。人間の絆を問いながら、社会への鋭い批判をひそませたシリーズ完結編、『四万十川』文藝賞受賞二十年を記念してついに文庫化。書き下ろしエッセイ「四万十川から二十年」収録。 2007/06/20 発売