絶望書店
夢をあきらめるのは、よくないことですか?
古今東西から「夢のあきらめ方」にまつわる物語を集めたアンソロジー。
夢をあきらめた人へ、夢をあきらめようとしている人へ、そして夢をもつことさえできなかった人へ……。
「絶望書店」書店主からのご挨拶
書店にぶらりと立ち寄って、そこで思いがけない本と出会う。
それこそ、書店の楽しみではないでしょうか。
うちも、そういう書店でありたいと思っています。
ただ、小さな書店ですから、どんな本でも置いてあるわけではありません。
うちに並んでいるのは、「夢のあきらめ方」に関する本だけです。
「なぜそんな本を?」と思われるかもしれません。
でも、「夢をかなえる本」や「夢をあきらめない本」なら、他の書店さんにたくさんあります。
ですから、一軒くらい、こういう書店があってもいいのではないでしょうか?
夢がかなわなかったとき、夢をあきらめなければならないとき、この書店をぶらりと訪れてみてください。
本なんか読む気になれないかもしれません。でも、ひとつの物語との出会いが、もしかすると、あなたにとって、とても大切なものになるかもしれません。