究極のゴシック・ミステリ作家が遺した、全ての短編を収録。純真と憎しみ、欲望と献身、恐怖と甘美ー今まで読めなかった、幻の十七編。
ジョン・ロークは生き別れになった妻子を探して、第3次世界大戦後の荒廃した世界を旅するうち、奇妙な町に行きついた。そこではまるで戦争などなかったかのように、平和そのものの暮らしが営まれていたのだ。店ではごく普通に商品が売られ、ガソリンスタンドではちゃんとタンクを満タンにしてくれる。しかし、どこかが、ほんの少しおかしかった。 1990/04/01 発売