「ああ、青さん。お前に会うために、わたしはここまで生きてきた気がするよ」-。姉の名は小春、妹は夏子、そこは果たして地獄だったか、それとも桃源郷だったのか。美しい姉妹とその兄と文士が綾なす官能世界の極致を描く絶品。
妖艶な姉妹が誘うめくるめく性の饗宴-。迷宮の宿で〈小説家〉が見たものは果して夢か?幻か? 1992/02/01 発売