小説むすび | 回廊亭の殺人

回廊亭の殺人

回廊亭の殺人

出版社

光文社

発売日

1991年7月1日 発売

一代で財を成した一ケ原高顕が死んだ。妻子を持たない高顕の莫大な遺産の相続にあたって、生前彼が残した遺言書が一族の前で公開されることになった。一族は高顕がオーナーだった、“回廊亭”と呼ばれる旅館に集められた。さらに、一族の他に、本間菊代という老婆が関係者という形で、回廊亭に招待されていた。だが、菊代の真の目的は別なところにあった。半年前に回廊亭で起きた心中事件の真相を探るためにやってきたのだった。その夜、第一の殺人が。心中事件に絡んで巻き起こる回廊亭での怪事件、何がここで起こったのか?そして、何がここで起こるのか。著者の新境地を拓いた、書下ろし長編推理小説力作。

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