小説むすび | 六麓荘の殺人

六麓荘の殺人

六麓荘の殺人

出版社

光文社

発売日

1992年6月1日 発売

戦後一代で財を成した大富豪・美宗門康則は、本宅を関西の超高級住宅地芦屋市六麓荘に、妄宅を東京田園調布に構え、それぞれ西のお屋敷、東のお屋敷と称した。6月6日午後8時30分、西のお屋敷で、美宗門家の双子の娘の一人・美果が殺された。ベッドは血の海で、一かたまりの髪の毛と血に染まったパジャマがあるだけで、死体は消えていた。同時刻、東のお屋敷では、姉の美和が全裸で尼僧のように髪を剃られた凄惨な姿で発見された。誰が何のために、このような手のこんだ猟奇的演出をしたのか。大トリック&どんでん返しの妙。精神分析医・氷室想介の苦悩と名推理。好評シリーズ書下ろし第3弾。

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