小説むすび | 死霊婚

死霊婚

死霊婚

出版社

光文社

発売日

1999年11月25日 発売

新宿御苑の桜の樹の下から、盲導犬が白骨死体を掘り出した。警視庁捜査一課の須原透刑事の通報で、慶和大学法医学教室の田代ゆり子が検死。死後三年の若い女性だが、白骨には赤い色素ヘンナが不気味に浮き出ていた。数日後、ゆり子は奥多摩湖で顔面だけ白骨化した若い女の水死体に遭遇、ついで、明治神宮・菖蒲園でまたも若い女の絞殺死体が…その顔面には、生体反応のある切り込みがあった。三体の異常な死体が意味するものは?ゆり子に仕掛けられる身の毛もよだつ猟奇の罠…。その陥穽に落ち込んだとき、彼女は真相を悟った!サイコホラーミステリーの名手が放つ異常犯罪傑作。

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