明治新選組
明治五年初冬、ざんぎり頭で妻を伴い、浅草蔵前の裏長屋に身を寄せた男がいた。新選組最後の隊長・相馬主殿が、流刑から赦免されてやってきたのだ。しかし文明開化の東京には、相馬に復讐を企む男が待っていたー。(表題作)その他、龍馬を斬ったとされる今井信郎のその後と暗殺の謎に迫る「近江屋に来た男」等、歴史の闇に埋もれた男たちに光を当てた珠玉の七編。
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新選組最後の隊長・相馬主計の生きざまを鮮烈に描く。第10回エンタテイメント小説大賞を受賞した表題作をはじめ、歴史の闇に埋もれた男たちの軌跡を浮き彫りにする気鋭の時代小説集。 1989/05/01 発売