隠岐伝説殺人事件(下)
ルポライターの浅見光彦は後鳥羽上皇遺跡調査のため隠岐中ノ島に来ていた。だがそこで血の字の祟りの話をしていた小野老人は溺死、同行していた佐田教授も謎の死を遂げた。時価数十億円といわれる「源氏物語絵巻」はどこに。貴恵が五反田の邸で会った老執事と小野老人の関係は?四十年前に遡る事件の真相は後鳥羽上皇の怨念か、人間の欲望かー傑作長編旅情推理。
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隠岐伝説殺人事件(上)隠岐伝説殺人事件(上)
ルポライターの浅見光彦は、佐田教授らと共に後鳥羽上皇遺跡発掘のため、隠岐の中ノ島を訪れた。しかし上皇の崇りがあると騒いでいた老人が溺死体として発見され、その上、佐田教授も謎の変死を遂げたー。一方、白倉教授と共に隠岐の村上家を訪れた女子大生佐治貴恵は、そこで、後鳥羽上皇から藤原定家に宛てた時価数十億といわれる稀本「源氏物語絵巻」に関する秘密の古文書を発見するが…。伝説の島・隠岐を舞台に、名探偵浅見が後鳥羽上皇の謎に挑む本格長編ミステリー。 1990/10/31 発売
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ルポライターの浅見光彦は、長野・佐田教授らと共に後鳥羽上皇遺跡調査のため、隠岐中ノ島に来ていた。だがそこで、“血の字の崇り”があると話をしていた小野老人が溺死体となって発見された。その上、佐田も謎の怪死を遂げたー。時価数十億といわれる源氏絵巻は何処に。貴恵が五反田の邸で会った老執事と小野老人との関係は?事件は40数年前に遡り、そこに隠されていた意外な真相とは?後鳥羽上皇の怨念か、はたまた人々の欲望の所産なのか。さしもの怪事件も浅見の名推理によって、解決の糸口がみえ始めるが…。浅見光彦ミステリー完結編。 1990/10/31 発売