現代の看護師が、従軍看護婦に異動。2015年東京の総合病院から、1944年マニラの日赤救護班へ。託されたのは彼女たちの決意。今の日本を変えられる、小説の圧倒的な凄み!
夜勤中に地震に見舞われ意識を失った看護師の紗穂。気がつくとそこは一九四四年のマニラで、さっきまで病室にいた老女の若き日の姿になっていた!困惑を抱えたまま、従軍看護婦として戦争に巻き込まれる紗穂。それでも、持ち前の明るさで数々の理不尽に抗いながら、過酷な日々を駆け抜けていく。反戦の意志と、命を背負った女たちのかけがえのない青春が紡ぐ圧倒的感動作。 2017/08/08 発売