小説むすび | 馬疫

馬疫

馬疫

著者

茜灯里

出版社

光文社

発売日

2021年2月25日 発売

「馬が凶暴になってるだけの問題じゃないの。馬インフルエンザが新しい、未知のタイプに変異している。つまり、種を超えて広がるかもしれない兆候があるってことなの」2024年、欧州での新型コロナ感染拡大を受け、夏季五輪は再び東京で開催されることになった。だが、日本馬術連盟の登録獣医師・一ノ瀬駿美が参加した五輪提供馬の審査会で、突然、複数の候補馬が馬インフルエンザの症状を示し始める。ウイルスの正体は過去に例を見ない「新型馬インフルエンザ」。感染した馬を凶暴にさせてしまう「狂騒型」だった。五輪は無事に開催できるのか、そして新型馬インフルエンザの先に現れる、もう一つの恐ろしいウイルスとはー。獣医師で大学教員の著者にしか描けない、理系ミステリーの新境地!第24回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP