木乃伊の都
十六世紀の長崎・口之津。十歳の次郎丸は、修道士からポルトガル語や南蛮文化を教わり、広い世界へ思いを馳せていた。ある日、貿易商ペドロに誘われ、貿易船を見学することに。しかしそれは罠であり、次郎丸は日本人奴隷として売られ、母はペドロの妾となったことを知る。船で奴隷として働き一年が経った頃、嵐により船が難破。次郎丸は命からがら生き延び、中東の島々を渡り歩くうちに、エジプトでミイラ職人ハシムと出会う。ある時、大量のミイラを注文する商人がペドロであることに気づき、復讐の炎を燃やすが…。
十六世紀の長崎・口之津。十歳の次郎丸は、修道士からポルトガル語や南蛮文化を教わり、広い世界へ思いを馳せていた。ある日、貿易商ペドロに誘われ、貿易船を見学することに。しかしそれは罠であり、次郎丸は日本人奴隷として売られ、母はペドロの妾となったことを知る。船で奴隷として働き一年が経った頃、嵐により船が難破。次郎丸は命からがら生き延び、中東の島々を渡り歩くうちに、エジプトでミイラ職人ハシムと出会う。ある時、大量のミイラを注文する商人がペドロであることに気づき、復讐の炎を燃やすが…。