2002年、『双月城の惨劇』で長編デビュー。該博な知識と驚きに満ちたトリック設計、ゴシック・ミステリの香気をたたえた筆致で独自の地位を築いた。デビュー20周年に際して、未収録だった中短編をすべて収載する。