小説むすび | 懲役絵図師

懲役絵図師

懲役絵図師

出版社

光文社

発売日

1988年9月1日 発売

この物語には、そうザラに居ないようなふたりの男が登場する。ひとりは今年45歳の笹田昇介。もうひとりは、28歳が終わろうとしている大滝一郎。笹田昇介は、都心を縄張りにする一家の最高幹部にのしあがり、自分の組を率いて親分と呼ばれたほどの男だ。大滝一郎も、大阪の球団からドラフト1位に指名され、新人王まで取ってしまった。住んだ世界が違っても、ふたりとも異能の男といえるだろう。元ヤクザの親分と元プロ野球選手の男の誓いは“塀の中”から始まった。2人が狙う標的は男2人と女1人。武器は“パイナップル”。方法は奇想天外!“塀の中”で絵図はできあがった。

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