小説むすび | 娘の受験期

娘の受験期

娘の受験期

出版社

三一書房

発売日

1990年4月1日 発売

長女由加の高校進学をめぐって、この物語は始まる。由加は、ある国立大学の付属中学三年であるが、成績が思わしくなく、付属高校へは進めない。父親は、この国立大学の助教授。昔ながらの教育の理念を追う信念の人である。長女の成績に悩む妻に、ある情報がはいる-。必死の想いで夫に頼むが…。長女は成績のダウンで自暴自棄。追いつめられた妻は、長女の学校の教師と…。やがて夫はいままでの家族への認識が問違っていたことを思い知らされるのである。受験期の娘をもつ家庭の崩れゆく生活を描く。

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