小説むすび | 素浪人只今推参

素浪人只今推参

素浪人只今推参

発売日

1987年6月1日 発売

250石を拝領する直参旗本牧野主馬介は、本所一ツ目河岸をひどく酒に酔って歩いていた。その場に通りかかった24、5歳の着流しの浪人に鞘当てをいいたて、ついには斬ってかかったが、あえなくその浪人の剣に斬り倒されてしまった。浪人は神道無念流岡田十松道場で代稽古を勤める使い手秋山要介であった。師岡田十松はこの剣の天才を惜しんで、当座の費用を与えて旅に出すことにした。突然の変事で父を失い、小花と名のって芸者に出た主馬介のむすめ小夜が黒頭巾の一党に襲われたとき、その急場を救ってくれたのは上州から江戸に戻った秋山要介と旅烏の赤尾林蔵であった!-謎の一寸仏の急奪をめぐり、悪と対決する秋山要介の活躍が始まる!

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