小説むすび | 空中紳士

空中紳士

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発売日

1994年7月10日 発売

R国皇太子ルール殿下は国内紛争のため日本へ逃れ、変名で巽小路侯爵邸に隠れていた。女性記者の星野龍子がカフェ『シセリア』で友人平山松太郎とこのことを話題にしていると、同じカフェで不思議な男がマダムの長川伸子に向かって、「今夜限りに、わたしという男はこの世界から消えてしまう」と泣きながら訴え、立ち去っていった…。その翌日にルール殿下の姿が消え、さらに数日後には侯爵が変死を遂げる。その現場に居合わせた星野龍子は侯爵のポケットに残されたメモを頼りにルール殿下の行方を追う。一方、侯爵の弟が二十年ぶりに帰国して間もなく、侯爵夫人が謎の失踪を遂げた…。-R国皇太子と巽小路侯爵家をめぐって続発する怪事件の謎とは。怪紳士響晰とは。

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