小説むすび | 白髪鬼

白髪鬼

白髪鬼

九州の大名の末裔である大牟田敏清は、妻の瑠璃子と友人の画家・川村と三人で、地獄谷と呼ばれる渓谷へ行く。敏清は断崖から落下してしまう。どれだけの時間が経過したかわからないが、石室に収められた棺に埋葬されたものの、蘇生した。出口を求めて墓穴の内部を探っていると隠された海賊の財宝を発見する。暗黒の世界に閉じ込められた恐怖は、敏清の黒髪を白髪の老人に変えてしまった。屋敷に戻ると、川村と瑠璃子が寄り添う姿を目の当たりにする。敏清は海賊の財宝を使い、復讐を開始する…。

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