小説むすび | 南海北緯17゜の殺人

南海北緯17゜の殺人

南海北緯17゜の殺人

出版社

祥伝社

発売日

1988年4月1日 発売

“豪華客船へいあん丸の旅”に参加した、酒場の美人マダム青野瑠璃子が、最初の寄港地沖縄で何者かに襲われた。200人の乗客は、横浜を出発し那覇、マニラを経由して香港を回る2週間余の贅沢な船旅の最中であった。招待客として乗船していた作家・中小路信は、犯人は乗客の中にいると考え調査に乗り出した。やがて青野の愛人の存在が浮かび上がった。平和な旅は一転して不穏な空気に変わり、船は陽光きらめく南シナ海へ。そして、ついに殺人事件が発生した。豪華客船を舞台に交錯する乗客たちの過去。そして惨劇…。綿密な取材に基づき豊かな詩情で実力派作家が贈る初の船旅推理。

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