小説むすび | 逃げた名画

逃げた名画

逃げた名画

出版社

祥伝社

発売日

1989年1月11日 発売

白昼の東京駅新幹線ホームでサブマシンガンが炸裂、暴力団多羅尾組の組員と、偶然に居合わせた舞台女優伊衆院朋子が死んだ。組織抗争の巻きぞえかと思われたが、警察手帳を持たぬ刑事・香月功は単独捜査を開始し、意外な事実をつかんだ。朋子の兄で画商の寛治が、暴力団から売却を依頼されたフランス名画を持ったまま失踪していたのだ。だが、捜査をすすめる香月の前でふたたび殺人事件が発生、さらに「犯人は香月」と謎のタレコミが…。はたして寛治の行方は?朋子の死の真相は?円熟味を増した名手が自信を持って放つ大好評。“顔のない刑事”シリーズ待望の書下ろし第七弾。

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