小説むすび | 姐

出版社

祥伝社

発売日

1989年9月18日 発売

輪姦が縁で結ばれた勇と、女子大生桐子は再会した。それが桐子の運命の転機となった。極道の勇を愛し妻となり、女児が誕生。だが勇は鉄包玉となって刑務所送りとなり、二人は愛しながらも離婚した。やがて桐子は、勇の親分だった二階堂爾に強引に犯されその女となった。姐桐子の誕生である。だが、野心家の爾が属する広域暴力団南東連合会は、四代目総長の座をめぐり分裂し、血で血を洗う抗争に突入した。組長夫人たちの誘拐や裏切り、報復と殺人…。一人の男-極道を愛したがゆえに非情の世界に生き、自ら殺人を犯さざるを得なかった女の凄絶な生きざまを、渾身の力で書き下ろした著者初めての長編小説。

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