小説むすび | 邪悪の花

邪悪の花

邪悪の花

著者

中島渉

出版社

祥伝社

発売日

1991年6月1日 発売

警察庁必死の壊滅作戦にもかかわらず、麻薬市場は逆に膨張していた。事件は、広域暴力団山菱会幹部霜田の全裸死体が発見された時から始まった。彼と快楽の夜を過ごした美女は何処ともなく姿を消した。そして華僑の張が殺され、さらに宮古島沖で漁船が襲われ、死体と銃孔だらけの船底から大量のヘロインが発見された。霜田事件の犯人を追う長谷刑事は、この事件に注目し、沖縄へ飛んだ。同地は折りしも全島暴力団を二分する抗争の最中にあった。やがて浮かび上がるドラゴンという名の謎のルート。そして第三の殺人…。強烈な主人公我威の魅力で人気を呼ぶ『死神の使者』に続く血とエロスのバイオレンス・サスペンス力作。

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