神苦楽島(上)
東京・秋葉原の路上、若い女性が浅見光彦の腕の中に倒れ込んだー。それはロマンチックな出会いなどではなく、凄惨な事件の始まりだった!そのまま絶命した女性からは毒物が検出され、死の直前まで故郷の兵庫県淡路島の神社にまつわる“祟り”を怖れていたという。浅見は古事記に描かれた神話の里・淡路へ飛ぶが、待っていたのは官僚の死と巨大な闇だった…。
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秋葉原で若い女性の不審死に遭遇した浅見光彦。事件の鍵は淡路島に?拝み屋、民間信仰、牛頭天王、新たな死体…やがて呪いは浅見にもふりかかる!?この殺人は、儀式なのか。妖しい陰謀うずまく淡路島を舞台に、信仰の意味を問う傑作ミステリー。 2010/03/29 発売
古事記の「国生み」神話、伊勢・奈良の遺跡、政治家と大企業の癒着、新興宗教…すべてがひとつにつながったとき、底知れぬ闇が浅見を戦慄させる!せまりくる危機、動機なき殺意。最もおそろしいのは人の心に棲む鬼。追い詰められた浅見の命をつないだものはー。 2010/03/29 発売
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