小説むすび | いえ

いえ

いえ

出版社

祥伝社

発売日

2022年2月10日 発売

妹が、怪我を負った。案外面倒な兄なんだな、おれはーー。
家族と、友と、やりきれない想いの行き先を探す物語
累計32万部突破『ひと』『まち』に続く新たな感動作、誕生!

友がいて職場があって、ひとが築く、まち。
その中に暮らす我が家。近くて遠い、家族。
社会人三年めの三上傑には、大学生の妹、若緒がいた。仲は特に良くも悪くもなく、普通。しかし最近、傑は妹のことばかり気にかけている。
傑の友だちであり若緒の恋人でもある城山大河が、ドライブデート中に事故を起こしたのだ。後遺症で、若緒は左足を引きずるようになってしまった。
以来、家族ぐるみの付き合いだった大河を巡って、三上家はどこかぎくしゃくしている。教員の父は大河に一定の理解を示すが、納得いかない母は突っかかり、喧嘩が絶えない。ハンデを負いながら、若緒は就活に苦戦中。家族に、友に、どう接すればいいのか。思い悩む傑は……。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP