小説むすび | ロマノフ王朝の秘宝(上)

ロマノフ王朝の秘宝(上)

ロマノフ王朝の秘宝(上)

発売日

1989年10月1日 発売

1917年4月、ロシア革命の動乱下、トボリスクに幽閉された皇帝ニコライ2世を救出し、“シベリア国家”を樹立すべく日英共同の作戦が立案される。この作戦の打ち合わせのため英国情報部からサマセット・モームが来日。参謀本部第1部長宇垣一成は、日本側の救出隊の隊長に、ハルビン特務機関員でロシア語に堪能な志摩薩之介中尉を選ぶ。そして、この救出隊は姫路の“陸軍懲治隊”の者で編成することを志摩に命じる。“陸軍懲治隊”とは、不良卒ばかりを集めた最低にして最強の囚人部隊である。2カ月の猛訓練の後、志摩を隊長とする1行8名は極寒のシベリアへ…。第5回サントリーミステリー大賞・読者賞のダブル受賞の気鋭が放つ渾身の長編歴史ロマン。

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