小説むすび | 黒竜潭異聞

黒竜潭異聞

黒竜潭異聞

安定と平和を維持していた明の第十代の世、北京の城壁の外にかつて黒竜が主となっていたという伝説の泉があった。その畔で、金も仕事もなく世の中への不満を口にしていた無頼の若者。不意に現れた謎の黒衣の老人が、将来の富貴をかなえてくれると約束した。老人の教唆によって宦官となった若者は栄華をきわめるため皇太子につかえるようになったが-。表題作ほか、夢幻と怪異の世界を描く中国歴史奇譚集。

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