小説むすび | ル-ム

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姉の理美が死んだ。家族とは絶縁状態にあった姉が、妹の友美の住所を書いたメモを残して息を引きとったのだ。友美は後始末のために、姉のマンションを訪れた。姉はどんな生活をしていたのだろう。どんな人間関係があったのだろう。姉の死を知らせる必要のある人がいるのだろうか。だが、大都会で、たった一人で生きてきた姉の部屋で、友美は姉の隠された部分を発見してしまった。それは段ボール箱に入れられた幼児の白骨だった…。

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