死は全て無に帰すことを想像できる人間の悲しさなのか、生命があること自体が神秘な喜劇なのか、時にはユーモラスに人を想う心が温かく伝わってくる第18回日本海文学大賞受賞作品「崖」、銀華文学賞奨励賞「ラスト・トゥデイ」ほか。
自由奔放に生きる美しい女を追う刑事の執念。亡き恋人にそっくりの女が市枝の前に現れた。それも殺人事件の容疑者として…。人間心理の光と闇を追求する意欲作。 1989/02/01 発売
刑事が追う、女が逃げる。過去のある男と女が出会ったのは、殺人事件の疑惑の中だった。女は本当に財産目当てに夫を焼き殺したのか。はぐれ刑事として違法捜査へ踏み込む刑事は窮地に立たされ、執念も実を結ばず終わるのか?欲望の闇の底から浮かび上がる哀しい人間の営みを社会派推理の旗手が描く。 1992/03/01 発売