小説むすび | 「草枕」 ─夏目漱石の世界─

「草枕」 ─夏目漱石の世界─

「草枕」 ─夏目漱石の世界─

出版社

風詠社

発売日

2021年6月28日 発売

絵を描けなくなった画家が、探していたものとは何だったのか。旅の宿で出会った女性の存在を通して語る、漱石の芸術論、東洋思想、宗教哲学、文明論などを解説。人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。矢張り向う三軒両隣りにちらちらする唯の人である。(『草枕』より) 人は一人では生きられない。他の人と関わり合うことによって存在しているのだ。
はしがき/序論/一、余の芸術論と仏教思想の章/二、漱石の風景描写の章/三、那美さんの章 /四、余と大徹和尚の章/五、余と那美さんの章/後序/あとがき

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