源氏物語に傾倒した現代の女官がつづる京都滞在の日記物語。主人公は皇族の若い女宮さま、乗り越える壁はマスコミ・バッシング。国民的議論の呼び水にもなるよう、提起と私論も織り込み。大阪の出版社による京ことばと大阪弁がたびたび顔を出す展開。