ホットプレートと震度四
〈「ホットプレートほしい人いませんか?」--或る日、或る食卓、9つの物語。〉
〈女も男も、子どもも大人も。誰にでも、感情を呼び起こす“食と道具”がある。〉
数々の「おいしい小説」を手掛けてきた著者が贈るーー“食にまつわる道具”を通して揺れ動く老若男女を描いた短編集。「今年のゼリーモールド」「ピザカッターは笑う」「コーヒーサーバーの冒険」「あのときの鉄鍋」「水餃子の机」「錆び釘探し」「ホットプレートと震度四」「さよなら、アクリルたわし」「焚いてるんだよ、薪ストーブ」の9篇を収録。