定年退職を契機にひとり息子一家と同居する「私」夫婦の、老いを迎え、死を身近にする平凡な日常生活を通して、現代の家族の風景を重層的に鮮やかに描く。連作短篇集七篇。
老いを迎え、死を身近にする平凡な日常生活を通して、現代家族の風景を重層的に鮮やかに捉える。読売文学賞受賞。 1993/04/22 発売