1970年代、誰もが経験した「昭和の青春」を青春文学の巨匠がみずみずしく描く。神保町、下北沢を舞台に、ジャズ、酒、文学、そしてタンメンにあけくれた時代のはかない恋と別れを、著者ならではの胸に迫るスイートビターな筆致で感動的に描く。