「泥濘荘」の住人が次々と殺されていく…。気鋭の新人が読者に仕掛ける二重三重のトリック。第1回鮎川哲也賞受賞作。
京都にあるD**大学文芸サークルの一員となった十沼京一は、元医院を改装した古い洋館「泥濘荘」で、仲間とともに気ままに暮らしていた。だが、ある日メンバーの一人が館の望楼で縊死体となって発見される。それをきっかけに、次々と死に見舞われるサークル員たち。犯人はメンバーの一員か、それとも…?本格ミステリファン必読、大幅改稿で贈る第1回鮎川哲也賞受賞作。 2015/01/29 発売