武蔵野アンダーワールド・セブン(多重迷宮)
可憐な美貌を持つ財閥令嬢から依頼された“鱗雲荘”の調査。有力政治家として名を轟かせた彼女の祖父が遺したその建物の地下には、鍾乳洞を利用して建造された巨大なシェルターが存在していた。そこで七ツ森神子都をはじめとする地下世界研究会のメンバーが屍蝋化した遺体を発見した瞬間、恐るべき連続殺人の幕が開く…!
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太平洋戦争後、北と南に分断された日本は、武蔵野新都心を経済と文化の中心に据え、再スタートを切っていた。七ツ森神子都は相棒・風野颯平と保護者・藤間秀秋に見守られ府中成章高等学校の二年生として平穏な毎日を送っている。夏のある日、『地下世界研究会』に依頼が舞い込む。東創女子大学の地下劇場「13シアター」内で幽霊の仕業とも思える転落事故が多発しており、その原因を調べて欲しいというのだ。しかし調査の最中、ついに死者がでてしまう。果たして、怪異か、事故か、殺人か。「多重迷宮」事件より遡ること2年、神子都の新たな事件が開幕する! 2016/03/20 発売