小説むすび | 江神二郎の洞察

江神二郎の洞察

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英都大学に入学したばかりの一九八八年四月、すれ違いざまにぶつかって落ちた一冊ー中井英夫『虚無への供物』。この本と、江神部長との出会いが僕、有栖川有栖の英都大学推理小説研究会(EMC)入部のきっかけだった。アリス最初の事件「瑠璃荘事件」など、昭和から平成へという時代の転換期である一年の出来事を描いた九編を収録。ファン必携の“江神二郎シリーズ”短編集。

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