小説むすび | 望月のあと

望月のあと

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平安の都は盗賊や付け火が横行し、乱れはじめていた。紫式部は『源氏物語』の人気に困惑気味の日々。そんななか訪れたお屋敷で、栄華を極める藤原道長が、瑠璃という姫をひそかに住まわせているのを知る。式部はこの瑠璃姫と道長になぞらえて物語を書きはじめるが…。瑠璃姫は何者なのか?式部が道長に仕掛けた雅な意趣返しとは?平安王朝推理絵巻その三。

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