小説むすび | おっかなの晩

おっかなの晩

おっかなの晩

見えないはずのモノが見えてしまう質のせいなのか、多くの船や荷が行き交う土地柄のせいなのか、箱崎の小さな船宿・若狭屋を切り盛りするお涼の元には、人もあやかしも隔てなく、ちょっとさみしい魂がふらりと訪れる。狐憑きと噂される花魁や川に落ちてしまった役者、息子を捜す山姥…。あちらとこちらの世界をつなぐ不思議な船宿の女将が見届ける、愛おしい八つのあやかし譚。

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