小説むすび | 狂歌

狂歌

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福岡のフリーペーパーの女性編集長のもとに、広告主の男から一通の手紙が届く。百人一首をあしらった切手には、旅先で一夜をともにした男女の恋の歌が綴られていた。時が経ち、男は仮想通貨の取引所を起ち上げ、女が社長を引き受けていた。順調に拡大していた事業が危険な方向に流されていくにつれ、二人が抱える同郷ゆえの秘密と、消せぬ過去も露わになっていく。第10回日経小説大賞受賞。

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